身体に優しい安全な白髪染めとは? 

消費者庁が、毛染めによる皮膚トラブルに関して報告書を出していることをご存知でしょうか?
2015年のことです。
カラートリートメントやヘアマニュキュア、白髪染めなど、沢山の種類の毛染めが市販されており、自宅で手軽にお手入れできます。
人生のうちで一度も髪を染めることのない方は、ほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか。
安全な白髪染めをつかっていらっしゃいますか?

先に挙げた報告書によると、毎年約200件もの皮膚トラブルが事故情報として登録されるそうです。
「髪を染めていたら気分がわるくなった」
「地肌が痒くなって、赤くはれてきた」
「いつも毛染めをすると、体に蕁麻疹がでるのだけれど、これって白髪染めのせい・・・?」
軽い症状や、また関連を気が付かないままになっているトラブルがもっと沢山あるはずです。

「染めを長く続けているけれども、まだトラブルが起こっていないからこの白髪染めは安全。大丈夫」と
おっしゃる方も安心はできません。
花粉症などのアレルギー同様、体に溜まったアレルゲンによって突然発症し、即意識喪失ということも起こりえません。安全ということはないのです。

では、体に安全な白髪染めとは、どんなものなのでしょうか?
髪を染める染料には、酸化染料と非酸化染料の2つがあります。
酸化染料は、パラフェニレンジアミン(ジアミン)などを主成分とするもの。
非酸化染料は、言葉そのままで「酸化染料を含まない染毛剤」です。

白髪染めによって起きるトラブルのうち、ほとんどが酸化染料パラフェニレンジアミンを使ったもので起きています。
キューティクルを開いて髪の内部まで染料を浸透させるので、色が長持ちします。
また、安価で販売されていることが多いので手軽に使うことができます。
けれども、長持ちをする=安全ではない化学物質を使った白髪染めだということです。

パラフェニレンジアミンはアレルギーの原因になるだけではありません。
飲酒の習慣がないにも関わらず肝機能数値が上がり、診察しても原因不明だったが、実は白髪染めに原因があった・・・ということもあるそうです。
2011年EUでは、ジアミンの発がん性が証明され使用が禁止になりました。
白髪染めをして綺麗になろうと思っているときに、それが安全か考えて使うことはないですよね・・・
一度、お使いのパッケージの成分表示を確認してください。

では、非酸化染料の白髪染めなら100%安全安心なのでしょうか?
例えばヘナのような自然のもので出来た白髪染めは、トラブルが起こりにくく安全だと言われます。
それでも、花粉・卵・小麦・・・とアレルギーの原因となる物質がすぐに思い浮かぶように、自然由来であれば何があっても安全な白髪染めというわけではありません。

ぜひ、まず使用前にパッチテストをして下さい。
実は、安全な白髪染めというものは存在しないのです。

安全な白髪染めランキング
https://xn--q9j3b4gma7z5bb0857d0bt681a2y7afmzg.com/

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする